ゆるりと麻雀戦記

オンライン麻雀「雀魂・天鳳」にて昇段を目指したり、麻雀について語ったりします

【麻雀講座#2】リーチについて【初級者向け】

 『リーチ』は麻雀において(本場中国には無く日本独自の物のようです)とにかく重要で強い役です。

 麻雀講座#1ではさらっと触れただけですが今回はさらに踏み込んだ内容をお届けします。

 

・リーチ成立条件

 門前でテンパイし、千点支払うことが出来る状態であること。(千点よりも下であってもリーチ出来る所もあります)

 「リーチ」と発生→牌を横向きにして牌を捨てる(リーチ成立)→千点を支払う

 

 リーチ宣言牌がロンされてしまった場合は、リーチ成立とならず千点を支払う必要はありません。

 

・リーチのメリット

 ①役が無い場合、他家からも和了出来るようになる

 ②一飜アップならびに裏ドラや一発等で打点アップ

 ③他家への牽制

 

・リーチのデメリット

 ①自分の和了牌以外は全部ツモ切りしなくてはならない

 ②形、牌を変えることが出来ない

 ③ノーテンリーチ、フリテンロン等チョンボの可能性アップ

 

メリット①他家から和了

 門前でテンパイしても役が無ければ自分でツモるしか和了の方法がありません。しかし、リーチという役があるおかげでリーチさえすれば役が付き、他家が捨てた牌で和了することが出来ます。

 

メリット②打点アップ

 まずリーチをするだけで一飜アップします。さらに偶然役ではありますが「一発」で一飜、裏ドラにも期待出来ます。

 満貫以下は一飜ごとに倍になるので役があってもリーチする利点は多いにあります。

 

メリット③他家への牽制

 麻雀はテンパイしていなければ和了ることは出来ません。テンパイであるということはとにかく強いです。

 テンパイを宣言することで他家に制限がかかり手が悪い人は和了を諦め、手が良い人は向かってくるという構図になりやすいです。

 麻雀は4人で和了を目指す訳ですから脱落者がいれば自分の放銃の可能性は下がります。

 ただテンパイ宣言していますので、和了率は若干下がります。

 

デメリット①全部ツモ切り(カンを除く)

 リーチをしてしまえば和了牌が出るまでツモってきた牌はすべて捨てなければなりません。

 ドラを切って他家に鳴かれるかもしれませんし、他家の和了牌を切って放銃になってしまうかもしれません。

 

デメリット②形を変えられない

 リーチ後に赤を持ってきてただの5と変えることは出来ませんし、カンチャン待ち(35と持っていて)で6を持ってきても3を捨てて56で持つことも出来ません。

 また、リーチ後にカンは出来るのですが、待ちの形が変わってしまう場合はカンは出来ません。(してしまったらチョンボという所が多いです)

例:3555 5が雀頭で4待ち(カンチャン)の場合、5をカンしたら3待ち(単騎)になってしまう。

 

デメリット③チョンボの可能性アップ

 テンパイしていない時にリーチして流局するとノーテンリーチでチョンボです。

 また、リーチ時(リーチ後も)フリテンであるにも関わらず他家にロンしてしまった場合は誤ロンとなりこちらもチョンボです。(誤発生だけだと和了放棄になる所が多いです)

 先ほどの形が変わるカンも和了時、流局時にチョンボになります。(形だけでなく面子構成が変わってしまってもダメです)

 

「面子構成の変わるカン」

22234555 5が雀頭で222、345と面子になっていた所に、5を持ってきてカン、

22234 5555 雀頭は2になり面子も234、5555と構成が変わってしまっている。

 ※2の暗カンなら問題無し

 

・まとめ

 ドラ3テンパイしたところで役がなければ和了ることはできません。それを可能にしてくれるリーチという役は非常に有能です。

 デメリットこそありますが、メリットの方が強いのでリーチは積極的にしていくべきです。

(デメリット③は慣れてないとしてしまう(ネット麻雀ではチョンボは出来ないようになっているので気にしなくてもよいです)かもしれませんが、数をこなせばやらなくなりデメリットとはならなくなります)

 

・ステップアップ

 門前でテンパイしてリーチは基本的に正解ですが、場合によってはリーチをしないという選択になりこともあります。

 役あり満貫(以上)テンパイやリーチ者の現物待ち(自身役あり)等々。

 これらも点数状況、場況次第ではリーチという選択に変わることもあります。特に最終順位が決まるオーラスでは普段の基準とは違う判断になりやすいです。

 

・最後に

 和了牌が1枚も無いというケースは流石にリーチはするべきではないですが、まずは積極的にリーチをしていきましょう。迷ったらリーチ。これくらいで最初はいいのではないでしょうか。